コミュニケーション

アサーティブコミュニケーションとは?言いにくいことを伝える技術

アサーティブコミュニケーションとは?言いにくいことを伝える技術
#アサーティブ#コミュニケーション#自己主張#対人関係#EQ

「言いたいことが言えない」「断れなくてストレスが溜まる」「つい攻撃的になってしまう」

このような悩みを解決するのが「アサーティブコミュニケーション」です。

この記事では、アサーティブの意味と、言いにくいことを上手に伝える技術を解説します。

📚 関連ピラー記事: コミュニケーション能力ガイドで、このテーマの全体像を学べます。

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アサーティブとは

アサーティブとは、「自分も相手も尊重した自己表現」のことです。

英語の「assertive」には「自己主張する」という意味がありますが、単なる自己主張ではありません。

アサーティブの本質:

  • 自分の意見や気持ちを正直に伝える
  • 相手の権利や感情も尊重する
  • 攻撃的にならず、かといって我慢もしない
  • 対等な立場でコミュニケーションを取る

3つのコミュニケーションスタイル

コミュニケーションスタイルは、大きく3つに分類されます。

1. アグレッシブ(攻撃型)

特徴:

  • 自分の意見を押し通す
  • 相手の気持ちを考えない
  • 声が大きく、威圧的
  • 「あなたが悪い」という姿勢

例: 「なんでこんなこともできないの?」 「私の言う通りにすればいいんだ」

問題点: 一時的に自分の要求は通るが、信頼を失い、関係が悪化する。

2. パッシブ(受動型)

特徴:

  • 自分の意見を言わない
  • 相手に合わせすぎる
  • 遠慮しがち
  • 「私なんか」という姿勢

例: 「何でもいいです」 「私は大丈夫ですから」(本当は大丈夫じゃない)

問題点: ストレスが溜まり、いつか爆発する。または心身の不調につながる。

3. アサーティブ(自己尊重型)

特徴:

  • 自分の意見を正直に伝える
  • 相手の意見も尊重する
  • 対等な立場で対話する
  • 「私はこう思う。あなたは?」という姿勢

例: 「私はこう思いますが、あなたはどう思いますか?」 「今は難しいのですが、明日なら対応できます」

メリット: 自分も相手もストレスが少なく、良好な関係を維持できる。

なぜアサーティブが難しいのか

日本文化の影響

日本では「空気を読む」「和を乱さない」ことが重視されるため、自己主張を控える傾向があります。

しかし、我慢の連続は健全ではありません。

過去の経験

過去に自己主張して否定された経験があると、「言っても無駄」と思ってしまいます。

スキル不足

アサーティブな伝え方を学んだことがなく、「言い方が分からない」というケースも多いです。

アサーティブの基本テクニック

DESC法

アサーティブに伝えるためのフレームワークです。

ステップ内容
D - Describe状況を客観的に描写する「この1ヶ月で3回、締め切りが前倒しになりました」
E - Express自分の気持ちを表現する「正直、対応が難しくなっています」
S - Specify具体的な提案をする「次回からは1週間前に教えていただけませんか」
C - Consequence結果を伝える「そうすれば、より質の高い成果物を出せます」

Iメッセージ

主語を「あなた」から「私」に変える技法です。

YouメッセージIメッセージ
あなたはいつも遅刻する待っている時間が不安になります
なんで報告しないの?報告がないと、私は状況が分からず困ります
あなたのせいで困っているこの状況に私は困っています

壊れたレコード法

同じ主張を穏やかに繰り返す技法です。

相手が押し切ろうとしても、感情的にならず、落ち着いて同じことを伝え続けます。

例: 相手「今日中にお願いしたいんだけど」 自分「申し訳ありませんが、今日は難しいです」 相手「なんとかならない?」 自分「お気持ちは分かりますが、今日は難しい状況です」 相手「困るんだよね」 自分「ご迷惑をおかけしますが、明日なら対応できます」

場面別アサーティブの実践

断る時

NG例: 「ちょっと…えーと…今は…」(曖昧で伝わらない)

アサーティブ例: 「お誘いありがとうございます。残念ですが、今回は参加できません。また次の機会にお声がけください」

ポイント:

  • 感謝を伝える
  • 理由を述べすぎない
  • 代替案を提示する

依頼する時

NG例: 「もしよければ…できたら…無理ならいいんですけど…」

アサーティブ例: 「○○をお願いできますか?△△までに必要なんです。難しい場合は教えてください」

ポイント:

  • はっきりと依頼する
  • 期限や理由を明確に
  • 相手の状況も考慮する

批判された時

NG例:

  • アグレッシブ:「それはあなたの誤解だ!」
  • パッシブ:「すみません…」(自分が悪くなくても謝る)

アサーティブ例: 「ご指摘ありがとうございます。私としては○○という認識でしたが、もう少し詳しく教えていただけますか?」

ポイント:

  • 感謝を示す
  • 自分の認識を伝える
  • 対話を続ける姿勢を見せる

アサーティブを支えるEQ

アサーティブコミュニケーションを実践するには、EQが土台になります。

自己認識

自分が何を感じ、何を求めているかを認識できないと、それを伝えることもできません。

自己管理

感情的になりすぎず、冷静に自分の意見を伝えるには、感情のコントロールが必要です。

社会的認識

相手の感情や状況を理解することで、伝え方やタイミングを調整できます。

人間関係管理

長期的な関係を考えて、適切なコミュニケーションを選択できます。

まとめ

アサーティブコミュニケーションは、自分も相手も尊重した自己表現です。

ポイントの振り返り:

  • アグレッシブでもパッシブでもない、第三の選択肢
  • DESC法、Iメッセージが実践的なテクニック
  • 断る時、依頼する時、批判された時に活用できる
  • EQがアサーティブの土台になる

まずは自分のコミュニケーションスタイルの傾向を把握しましょう。

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よくある質問

Q: アサーティブになると「わがまま」と思われない?

いいえ。アサーティブは相手も尊重する姿勢なので、わがままとは異なります。伝え方が攻撃的でなければ、むしろ信頼されます。

Q: 上司にもアサーティブに接していい?

はい。ただし、敬意を持った言い方を心がけましょう。「私はこう思います」という形で伝えれば、上司にも受け入れられやすいです。

Q: アサーティブになるにはどれくらいかかる?

意識して練習すれば、数週間で変化を感じられます。ただし、自然に使えるようになるには3〜6ヶ月程度の継続が必要です。


最終更新日:2026年2月3日

EQテスト編集チーム
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